猫の思い遣り
リビングでゴロゴロしてると、
隣のソファで丸くなっていた
マルが寝息を立て始め、
気持ち良さげに眠っています。
ところが隣の和室から、
いきなりベルの咳込む声が
聞こえてきました。
吐きそうな苦しそうな、
喘息の発作です。
最近また喘息の発作が
見られるようになりました。
するとくーくー眠っていたマルが
飛び起きて、私がベルに駆け寄る
より先にマルがベルの側へ。
ベルの発作が起きてる最中ですが、
必死でベルの頭を舐めています。
発作が治るまで、ずっと
励ますように、頭や顔を
ペロペロ舐め続けています。
大丈夫だよ、すぐ良くなるよ、
マルの心の声が聞こえてきます。
こういう場面を見る度に、
猫同士にもちゃんと思い遣りが
存在するんだなと感心します。
なんだか見ているこっちが
温かな気持ちになれた瞬間でした。
そーいえば昼間「旅猫リポート」
の映画を観て、大泣きしてた時も
マルは、慰めに来てくれてたね。
猫にも思い遣りの強い性質が
あるのは、人間と同じかも
しれないね。